予防接種
当院の予防接種について
当院では、主に成人向けにワクチンの接種を行っております。
予防接種の目的
予防接種は、細菌やウイルスなどの病原体からつくったワクチン(抗原物質)を接種することによって免疫をつけ、特定の病気になりにくくするだけでなく、たとえその病気に罹ったとしても軽く済むように行われます。
ほかに、感染症の流行を阻止する(集団免疫)という目的もあります。
ワクチンの効果
ワクチンは、感染症の原因となる各種の細菌やウイルスの病原性を弱めたり、また、それらを無毒化したりしてつくられます。
これを注入することによって、体内に抗体(病原体と結合し、それを体内から除去するように働くたんぱく分子)をつくらせ、当該感染症に罹りにくくし、また重症化を防ぎます。
当院で行っている予防接種
MR(麻疹・風疹混合)ワクチン
風疹予防の際は、できれば風疹単独ワクチンではなく、MR(麻疹・風疹混合)ワクチンをお勧めいたします。風疹ワクチン未接種の方や1回だけの方(現在は2回接種が基本)では、麻疹ワクチンの接種回数も不十分で、麻疹(はしか)に対する免疫も弱いことが多いからです。
なお、たとえ実際には罹ったことのある方が接種しても、3回以上接種しても問題は生じませんが、抗体検査をお受けいただいてからの接種をお勧めしています。
当院で接種ご希望の方は、一度ご来院頂き医師とご相談となります。その後、ワクチン接種の日を決定いたします。ご来院当日の接種はできません。
なお、生ワクチン(ウィルスが含まれている)のため、接種後2か月間の避妊が必要です。